kyoumogenkidagohangaoishiiのブログ

独身、都内一人暮らしの内気なOL が、したたかにに生き抜くブログ

摂食障害の終点

摂食障害の終点が見えてきたようだ。


もう半年以上、体重計に乗ってない。


大きな環境の変化。

新しく仕事を初めて同僚ができた。

お一人さまで生きていくことに決めた。


前職は誰も来ないひとりぼっちのオフィスで、誰とも喋らない日が続いた。かと思えば、休みでも深夜でも関係なく、仕事の関係者から電話がかかってきた。いつ電話がかかってくるか分からないので、お酒を断った。人との予定を入れづらくなり、元々人嫌いに輪をかけて人と会わなくなった。仕事の愚痴を言いたくても同僚もいないし、友達もいない。孤独だった。


今は、相変わらず人嫌いが幸いして、自分から用事もないのに人様に話しかけないけれども、同じ空間に人がいることがとっても嬉しい。


平日しっかり仕事をするようになってから、休日しっかり休むようになってから食事のバランスがぐっと良くなった。


適当にエネルギーを消費するので、カロリーなど気にすることなく、エネルギーになりそうな食べ物を美味しく食べられるようになった。


休みの日は、趣味を兼ねて美味しいものを大好きなお酒も一緒に楽しみながらカロリーを気にせず食事を楽しめるようになった。


体重計の数字を気にしていた頃は低カロリーの食べ物や、たるみやむくみに繋がりやすい食べ物を排他して、選んで選んで毎日カロリーを摂取していた。食べ物自体に油がなくてカロリーが低いのだから、いくら食べてもお腹いっぱいにならないし、満足度が低く、いつもいつも飢えていた。何やってたんだろうと思うけど、病気だったんだから仕方がない。


今は違う。食べ方は、フランス料理のフルコース式の食べ方が身体にあっているようで、野菜、スープ、メイン、そして最後に思う存分甘い物を食べて、血糖値を上げるのが、一番満足度が高いように感じる。昔の元気な頃の食事スタイルに戻った。エネルギーの高そうな食べ物を美味しそうだと感じるので選んで食べて、やっぱりカロリーは気にならなくなった。


今、毎日の食事において、かなり高い満足度を感じている。


もはや、なぜ痩せようとしていたのか思い出せない。


手入れの行き届いた、肌、髪、爪と、姿勢を保って歩ける筋肉と体力、それから心と身体にエネルギーが満ちたりた状態の穏やかなマインドが備わっていたら、女性はもうなんだかじゅうぶんに素敵なんじゃないかなと思う。


この病気の代償は大きかったけれども、残念ながら過去には戻れない。だから、今から超特急で失った分、これからとりかえそうと思う。


今日、取り返したアンド手に入れた物。


ヴィタラルの美味しいワインの味と、生まれて初めて出会ったしっくりとくる口紅。


今、散文の形でしんどかった時の心境を綴ることで、苦しさが浄化されていけばよいなと思う。これからもっと気持ちよく、そして毎日を大切に過ごしていこうと思う。