2016年3月
お腹がいっぱいになる感覚を思いだした。
ある時から「お腹が空く」感覚が何だったのかさっぱり分からなくなって、その後何年か後に「お腹がいっぱいになる」が何なのかさっぱり分からなくなった。
一言で片付けると摂食障害の拒食と過食の時期を経たわけだが、過食期の何をどれ位食べればお腹が一杯になるか分からなくて、いつも飢えていた時期が本当に自分が卑しくて拒食期より過食期が辛かった。
私は今年に入ってから会社を辞め、現在は無職生活を満喫しているが、いつの頃からか、朝7時に起きて朝食を終えた後、昼、夕方と空腹を感じる様になり、同時に満腹を感じるようになった。
ストレスからの解放が回復の良いきっかけになった。
健常な感覚を持っている方からすると当たり前のことなんだろうけど満腹とは食事をしていて、それまで美味しいと思っていた食事を美味しくないと感じる瞬間の様だ。セックスと同じ、どっかで「あ、このへんでやめよう」と欲望が低下した時点で終息の準備をする。
なんとなくお腹いっぱいの感覚を思い出したわけだけど、やっぱり安定せず過食してしまうこともあるけれども、もう大丈夫だから過食してしまった自分を認めてあげるようにしている。
食べるものについての情報が溢れすぎて何が正しいか分からなくなった時期もあったけど、結論は好きなものを体の欲する量を食べれば良い気がする。
アレルギーがないのであれば体が欲するのであればジャンクフードだって楽しみながら食べればいい。少し食べたら満足するしね。
過食を防ぐ点で書くとやはり米は良いように感じている。今はひとまず毎日一食以上は、雑穀米と具沢山の味噌汁と卵を食べる様にしている。左記のトリオを続けていると食べれない量があることに気づく。いわゆるお腹いっぱいというやつだ。
拒食期に比べるとかなり身体が大きくなって、全身鏡を見るたびにドキドキしてしまうけど、健康になった自分の身体と、相変わらず白い肌だけど青白さからピンクっぽくなってきた肌も大事にして、キレイになって、失ってしまった何年かの時間を取り戻すべく、精一杯女性であることを楽しもうと思う。