kyoumogenkidagohangaoishiiのブログ

独身、都内一人暮らしの内気なOL が、したたかにに生き抜くブログ

2016年9月

まさかの婚約破棄から約半年が経過し、各方面少しづつ落ち着いてきた。


婚約を破棄した決断は正しいと今も思うか、一つだけ後悔したのは嫁ぐ女がある程度の小金を持ち、いつまでも自立していたら男に頼り甲斐を見出せないのではないかという浅はかな自分の見立てである。


ちなみに前文の後者はおそらく正しい。仕事を辞めて家庭に入るのは素敵な選択だと思うが、小金は無理に使い切ろうと努力しなくて良かったと感じる。仕事を辞め、収入が0になった時点で、男が望むのであればお金の面では男に頼ればよかったのだ。何も自分の小金を使い切らなくてもよかったのに、と今は思う。


おかげさまで約半年、貯金通帳の残高を見るのが恐ろしくて、口座引き落としとクレジット決済が必要なものをのぞいて、全て自分の部屋にあった現金で約半年乗り切った。改めて自分すごい!

久々に自分で自分を褒めてあげたいと思った。



今回の件は、改めてお金の在り方と使い方について学ぶよい機会になった。お金は必要な時に必要なだけあればよい。入って来る時は入ってくるし出て行く時には出て行くもの。不安定な時期だったけれど、するべきお祝い関係もきちんとできてホッとしている。


この半年間意識し続けたことは、必要な物は買う、もしくは贈る。不要な物は買わない。ただこれだけだ。細かいことは性に合わないのでイチイチ支出はつけていないけど、結果としてなんとかなった。


生活が安定するまでの分、必要な分だけ手持ちの現金があったのは本当にラッキーだった。通帳残高を見たら立ち直れなかったかもしれない。


手持ちの現金がそろそろ底を付くので10月は約半年ぶりに銀行のカードを財布に戻そうと思う。


あー、今年は何だか久々にショッキングな出来事に見舞われたけれども、ちゃんと頑張ったし、なんとか落ち着いてきたから、10月からはきっと良いことが待ち受けてるはず。人生やった分だけ。キチッと返ってくるようにできているから、で〜んと構えてこれから人生楽しんじゃおうっと。


大変お疲れ様でした。4月から9月までの自分!

波乱万丈DNAと遺伝

今日は大好きな肉親と2人でお茶をしてきた。

随分な高齢となる彼女は、いつものように穏やかで素敵だった。


私もどちらかといえば、波乱万丈型の星の元に生まれてきているが、彼女の人生はもっと波乱万丈だと思う。すごくすごく悔しい思いと大変な苦労をして、それでも自分の人生から逃げないで、今は孫にも恵まれ、穏やかに暮らしている。


彼女のすごいところは、彼女自身から苦労話が一言もでないこと。彼女がどんな人生を歩んできたのかは彼女の肉親から、事あるごとに聞かされる。客観的にみて相当の覚悟が必要であったであろう若い頃の進路の決め方や、猛勉強が必要であったであろう資格、飛び込んだ職業の中で、地位を獲るまでに続けた努力や根性は、想像にも及ばない。


けれど彼女は自分の大変だった時の話を一言もしない。そして周囲の人にとても優しい。苦しかったことや辛かったことを自分が辛くなるからその話題だけ封印して、でも、やり場のない感情の処理の為に人様にヤイバを突きつけてカタルシスを得る方を見かけることもあるが、彼女は決してそれをしない。


ひょっとすると彼女がうんと若い時は、誰かにどうしようもない感情のはけ口を向けたのかもしれないが、もう昔のことすぎてその面影はない。


優しい笑みを常に湛えているが、彼女はどこか凛としていつも美しい。私が人の道を逸れた様なことをしたら、この人は本気で叱ってくれるのだろうな。会話の随所に優しいと、強さと厳しさと、兼ね備えていて、格好いい。あぁ、彼女の血が自分の中に流れているのは嬉しいな。


自分に厳しく人には愛情深く接することのできる人になりたい。


おばちゃん、大好きです。

眠る方法

今日は通院日だった。


病院の看板は、レディースクリニックなのだけれども、内科と心療内科の受診もできる。妊婦さんやその夫たちと同じ待合室で、内科の診察を待つ。


主治医は前回と同じ、男性の医師だ。先生の目はいても優しい。小さな声でゆっくりとポツリポツリ話す先生。先生はいきなり患者の心にズケズケと入り込む様なデリカシーのないことは決してしない。トントンと患者の心をノックしながら、ひとつづつ、患者の心の扉を開けていく。私は眠剤をもらいに内科に通っているわけだけれども不眠は自身の経験をこめて、その病状の背景に様々な精神疾患が潜んでいる場合が多いので患者さんへの配慮が必要だ。


先生の慈愛に満ちた目と穏やかな口調で病状を説明していると、ふいに涙が溢れてきそうになって必死でこらえた。生きていることが辛くない人間なんて1人もいない。消えたい気持ちになってしまうこともある。


私は昨日に限って眠剤が効かなかったので、ほぼ寝てない状態で今日の診察を受けたので、昨日までの脳みその疲れが残っており、身体もとてもだるく、やや情緒不安定だったのだろう。

先生の様な慈愛に満ちた目で見られたことがもう何年もなかったのかもしれない。

私は愛に飢えているのか?


文章をタイトルに戻して、今日、先生から伝授してもらった眠る方法。


考えない練習。ベッドに横たわって呼吸することに集中する。その日にあった嫌なこと、次の日に起こる不安がよぎった場合は、暖かく燃える暖炉の火をイメージして、それらを火の中に焚べちゃうというものだ。


さっそくやってみようと思う。


睡眠のメカニズムについても教えてもらった。

眠りの質が浅いのは体質だから仕方がないね。


いろいろあるけど、先生と会えてよかった。


先生ありがとう。