ねこは人のことを悪く言うのがキライだ。なぜならば、人様のことを悪くなど自分自身に対し、とんだ身の程知らずだと恥を感じるし、悪口など聞いている人はつまらないだろうから極力言わない様にしている。

付け加えて、自分の常識と異なる感覚の方は多くいるが、そういう方とは偶然日常生活の中で時間を一緒にしなければならないが、存在する次元が違うので気にする必要は無いと考えている。

今回はねこの人格がまだまだ低いという理由で、どうしてもイヤミなことをねこに毎日の様に言われる方がいて、ねこは自分の感情の中で処理ができなくなってしまい、いぬに3分だけ、ある方からのイヤミに疲れていることを漏らしてしまった。

犬は決して人様の悪口を言わない立派な犬なので、ネコは自分の格の低さに気後れしてしまいながらも、ねこは犬に、疲れていることを漏らしてしまった。なんども、こんなくだらないことを言ってゴメンね。と繰り返しながら、伝えた。

犬は短く、悪口でも話した方が楽になることがあるんだよ。と言ってくれた。

気持ちがすごく楽になった。苦しい時に我慢しすぎて壊れるまで我慢し続けてしまうネコは、犬に吐き出せたことで、とても楽になれて、犬のことがますます好きになった。

大人になってからできた友達は貴重だ。いつまで犬とねこは同じ時間を共にできるかわからないけれども一緒に入れる時間をますます大事にしようと思った。

やっぱり犬の次元にはねこは辿りつけないなと感じた。どうやったら犬のようになれるのだろう。ねこは未熟だ。